肋骨疲労骨折の症状

肋骨骨折の症状、治療方法、疲労骨折による肋骨骨折、胸部障害の合併症の危険性を初心者向きにわかりやすく解説。

咳き込んだ際に骨にヒビが入るケース

 咳やくしゃみをした際に、脇腹及び肋骨近辺に痛みを発症するケースでは、肋骨に小さな亀裂(ひび)が入っている可能性が検討されます。

 このように咳やくしゃみで肋骨に骨折を起こすケースの多くは、長期的に咳が続くようなケースです。

 喘息の持病があり数日間咳がとまらないようなケースでは咳をする度に横隔膜や肋骨に付着する筋肉群が肋骨を牽引し肋骨へダメージを与えるようになります。

 この状態が続くと、強い咳やくしゃみをした瞬間に疲労が蓄積し肋骨に疲労骨折を生じるのです。

 また、前項で解説しましたが加齢に伴う骨密度の低下が原因となり骨粗鬆症を発症しているケースでも肋骨の疲労骨折は発症しやすくなります。
⇒肋骨骨折の発症ケース(参照記事)

 多くのケースでは小さなひびが入る程度ですが、長期的に強い咳が続くケースでは、完全に骨折してしまうケースもあります。

喘息発作が続く場合はまず喘息治療を優先

 肋骨の疲労骨折では、他の部位のようにギプス固定などができない為、基本的に安静を保つ保存療法を基本に治療を行っていきます。

 姿勢を矯正するコルセットタイプの装具もありますが、締め付けなどはむしろ負担ともなる為、皮膚にテープを乗せるテーピングなどの処置で様子を伺っていくのが無難です。

 尚、ある程度痛みが落ち着いてきたら、回復力を高める温熱療法などを少しずつ実践していくと回復が早くなります。

喘息で咳が止まらない場合【画像】

 喘息の発作などで疲労骨折に至ったケースでは、まず喘息の治療を優先しこれ以上肋骨へ負担がかからないような対処を行うことが大切です。

 また、喘息は完治が難しい疾患でもあり、季節の変わり目など定期的に発作を発症しやすい特徴がある為、そろそろ発作が出そうなタイミングで咳止めなどの薬を処方してもらい肋骨疲労骨折の予防を行う事も検討してみましょう。