肋骨疲労骨折の症状

肋骨骨折の症状、治療方法、疲労骨折による肋骨骨折、胸部障害の合併症の危険性を初心者向きにわかりやすく解説。

第4肋骨~第8肋骨が骨折しやすい

 胸部の肋骨は左右に12対あり、胸部を覆いこむように左右に伸びております。

 この肋骨の役割は、体内の内臓器官の保護の役割として大きな使命を担っております。

 血液とともに酸素を全身に運搬するポンプ作用をもつ心臓もこの胸郭(きょうかく)を構成している肋骨や肋軟骨、胸骨によってしっかりと守られています。

 肋骨を骨折する場合、主に骨折が多発するのは、上部から数えて
●第4~8肋骨
 が最も骨折の発症ケースが高くなります。

肋骨骨折の発症部位

 肋骨骨折では複数本の骨折を併発するケースも少なくありませんので、レントゲンなどで
●どの骨が骨折しているのか?
●その近辺の肋骨の骨折がないか?
 を見落とさない事が重要になります。

 これは、肋骨骨折に伴い、内臓器官へのダメージも考えられ、合併症の危険性をその骨折部位から推測が出来る為です。

ゴルフや野球のスイングなどによる疲労骨折のケース

 肋骨の全体的な骨折では前述した通り第4肋骨~第8肋骨の骨折が多くなります。

 しかし、ゴルフや野球のスイングなどによる疲労骨折のケースでは第4肋骨~第8肋骨だけでなく
●第1肋骨
●第2肋骨
 の2箇所も疲労骨折を生じやすくなります。

 逆に、ゴルフや野球以外の競技では一般的な疲労骨折を起こしやすい第4肋骨~第8肋骨に疲労骨折を起こすケースが大半であり、第1肋骨や第2肋骨に疲労骨折を発症するケースは少なくなります。

ゴルフ・野球に多い肋骨骨折の発症部位【画像】

 第1~第2肋骨にも疲労骨折が発症する原因は、ゴルフや野球のスイング時のねじれ作用によって外腹斜筋や前鋸筋が連動して働き第1~第2肋骨に継続的な負荷が加わることが原因であると考えられております。
⇒ゴルフの疲労骨折の原因(参照記事)

 野球選手やゴルフ選手の練習では基礎練習として「素振り」があります。

 この素振りは基礎練習ですから、フォームを固める上でも一定量をこなし続けなければいけません。

 しかし、やはり過度な練習は継続的な負担が肋骨に加わる事になり長い期間をかけて疲労が蓄積していくことに変わりありません。

 既に胸部やわき腹に痛みを生じている場合は、疲労骨折の前兆かもしれませんので、早期治療を開始できるように一度病院の診察を受けるようにしましょう。