肋骨疲労骨折の症状

肋骨骨折の症状、治療方法、疲労骨折による肋骨骨折、胸部障害の合併症の危険性を初心者向きにわかりやすく解説。

幼児・子供が疲労骨折になりにくい理由

 肋骨の骨折は、年代を問わず誰にでも発症する可能性を秘めております。

 胸を強くぶつける、転倒し地面に打ち付けるなど強い外力が加わると肋骨は角度によって簡単に骨折に至るケースもあります。

 しかし、一般的に疲労性骨折などのケースでは、幼少期、青年期の子供には発症するケースはほとんど見られません。

 これは、幼少期や青年期の子供は
●筋肉や関節に柔軟性がある
●肋骨自体も弾性に富んでいる
 という点があげられます。

 肋骨の疲労骨折の場合は、16歳以降から骨に小さなヒビが入るような疲労骨折を確認するようになります。

 尚、疲労骨折を発症する子供の大半はスポーツを実践している子供で、その原因は打撲などの強い外力が肋骨に影響を与えるような骨折のケースです。

くしゃみ・咳だけで骨にヒビが入るケース

 老年期に入ると、柔軟性の低下、そして骨そのものの弾性の低下に伴い、肋骨の疲労骨折を発症する可能性が格段に高くなります。

 また、老年期に入ると
●くしゃみ
●咳(せき)
 などが続いた場合でも肋骨に軽いひびが加わる疲労骨折を発症するケースが多く出てきます。

 咳やくしゃみで骨が骨折するなどと聞くと少しショックを受けられるかもしれません。

 しかし、風邪が長引いて咳が止まらずに、長期間に渡って肋骨に衝撃が蓄積すると、弾性の低下している骨には微小なひびが入ります。

 これは、咳をする度に横隔膜や肋骨に付着する筋肉群が肋骨を牽引し肋骨へ少しずつダメージを与えるようになる為です。

 この状態で、更に咳が継続すると疲労骨折に至る様になります。

 咳やくしゃみを原因とする肋骨骨折は決して珍しいケースでもありません。

咳やくしゃみで疲労骨折する原因【画像】

 また、くしゃみなどで骨にヒビが加わる様なケースでは、既に疲労が蓄積していたか、「骨粗鬆症」などによって骨の内部の海綿体組織がスカスカの空洞になっているケースも検討する必要があります。

 人間の骨組織は加齢とともに骨密度が低下しやすくなるため、骨密度の低下が肋骨疲労骨折のひとつの要因である可能性も十分に考えられます。

 もし頻繁にくしゃみや咳などによって肋骨に骨折を発症する場合は、病院で骨密度測定を行い自分の骨の骨密度を測定しておくと良いでしょう。