【外傷性の肋骨骨折】
胸部の肋骨には、左右それぞれ各12本ずつの肋骨があります。
上から順に第一肋骨~第七肋骨までを「真肋(しんろく)」と呼び、第八肋骨以降を「仮肋(かろく)」と呼びます。
胸部に外部的な圧力や圧迫が加わると、これらの肋骨は骨折を起こす事があります。
これが外傷性の肋骨骨折です。
肋骨骨折は、胸部の外傷の中では最も多くみられる骨折…
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【幼児・子供が疲労骨折になりにくい理由】
肋骨の骨折は、年代を問わず誰にでも発症する可能性を秘めております。
しかし、一般的には、疲労性骨折などのケースでは、幼少期、青年期の子供には発症するケースはほとんど見られません。
これは、幼少期や青年期の子供は…
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【第4肋骨~第8肋骨が骨折しやすい】
胸部の肋骨は左右に12対あり、胸部を覆いこむように左右に伸びております。
この肋骨の役割は、体内の内臓器官の保護の役割として大きな使命を担っております。
血液とともに酸素を全身に運搬するポンプ作用をもつ心臓もこの胸郭(きょうかく)を構成している肋骨や肋軟骨、胸骨によってしっかりと守られています。
肋骨を骨折する場合、主に骨折が多発するのは、上部から数えて「第4~8肋骨」が最も骨折の発症ケースが高くなります。
肋骨骨折では複数本の骨折を併発するケースも少なくありませんので、レントゲン…
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【合併症の種類と危険性の解説】
肋骨骨折の症状に近い症状が感じられる場合は、迷わず医師の診断を受けましょう。
通常の肋骨骨折では、完治までにはやや時間は必要となりますが、比較的早い段階で回復が可能な骨折症状でもあります。
しかし肋骨骨折で怖い点は他の内臓器官への合併症でもありますから、合併症の有無を確認する上でも、医師の早期診察が非常に重要となってきます。
肋骨に骨折・損傷に伴って発症する危険性を持つ合併症には幾つかの症状が挙げられますが主な合併症の危険性としては以下の種類が挙げられます。
【肋骨骨折に伴う疾患の可能性】
●心・大血管損傷
●肺損傷
●胸壁血管損傷
●内胸動静脈損傷
●肋間動静脈損傷
以上は、肋骨の骨折に伴って発症する危険性…
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【肋骨骨折の主な症状の一覧】
肋骨骨折をもし発症してしまっている場合、肋骨部分の骨折に関しては幾つかの特有の症状を確認できるようになります。
肋骨骨折の可能性や疑いがある場合は、下記症状に記載している症状に該当する症状がないかどうか確認してみましょう。
また不安がある場合は、下記自覚症状を確認した上で、一度病院でレントゲン検査まで受けておく事をお勧めします。
【肋骨骨折の主な症状】
●上半身を捻ると胸に痛みを感じる
●肋骨の骨折部位と思われる部位そのものに痛みを生じる
●ぶつけた部位を圧迫すると痛みを感じる
●胸部打撲部位の内出血
●呼吸の倦怠感、違和感
●打撲部位に大きな腫れ
●くしゃみや、せきをすると胸が痛む…
【斜位の肋骨X線撮影】
肋骨疲労骨折の可能性が検討される場合は診断方法として
●胸壁の触診
●胸部単純X線撮影
などを行い状態を確認しながら診断を進めていく事になります。
単純X線撮影では、「斜位の肋骨X線撮影」によって、大半の症状はある程度診断する事が可能です。…
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